2018.5.3(木)~5.8(火)
[前夜発5泊6日] 〈4日目〉
【行 程】
④.5.6(日)新高塚小屋…第一展望台…第二展望台…平石岩屋…焼野
三叉路…宮之浦岳…焼野三叉路…永田岳…鹿之沢小屋(泊)
◇ 屋久島3日目は、いよいよ主峰宮之浦岳に登ります。天候が下り坂に
向っている中、気力は充実しているものの、加齢と疲労の蓄積による体力
の低下を抑え、宮之浦岳と永田岳の眺望は果たして得られたのでしょうか
?
3時携帯のアラームで起床する。やはり山小屋と違って個人スペースが
確保されるテントは、いびきをかくことも気にせず良く眠れました。
昨夜用意しておいた五目御飯をお湯の中に入れ、雑炊にしていただく。
テントを撤収、洗面・トイレを済ませて、4:50ライトを点け出発す
る。
5:26 東南東方面の朝焼け、天候も確実に下り坂にむいている。
<動画 ①> 安房方面の朝焼け。
5:35 第一展望台に到着、宮之浦岳を望む。ここで新高塚小屋に泊
まっていた外人女性に抜かれる。今日一日抜かれた方はこの方のみ。私
も外国の山を一人歩ける勇気があるだろうか?しかも泊で・・・
同 南のパノラマ。
同 東のパノラマ。
5:57~6:17 宮之浦岳を始め360度の展望が得られる、第二展望所到着、水を補給しゆっくり休憩する。入口で見つけたアセビ。
北側の眺望。①
同じく。②
同じく。③ 硫黄島・竹島も見えているが、水平線が見えない。
同じく。④
同じく。⑤
同じく。⑥
同じく。⑦
<動画 ②③> 第二展望台からの眺望。
岩の上で赤くなり始めたヤクシマシャクナゲのつぼみ。
南東方面のパノラマ。
東方面のパノラマ。
東側今回上陸出来なかった種子島を望む。
同じく、やや東南東方面。
6:31 ビャクシン岳(坊主岩)を望む。
同じく、登れるような気もするが❔
永田岳の展望、ふたこぶらくだのようだ❣
同じくアップ。
去年久住山で多く咲いていたアセビ。
6:39 ヤクシマシャクナゲの中を縫う登山道、花崗岩の砂礫で白く美しい。
6:44 登山道をふさぐじゃまもの花崗岩、向かって左側をすり抜け
る。
7:02 屋久杉の枯木脇に咲くヤクシマミツバツツジ。
満開のアセビの奥に聳えるネマチ(1,814m)。
7:04 東側登って来た新高塚小屋方面、新緑の山並が美しい。
同じく北側の山並、やや雲が多くなって来ている。
7:09 平石岩屋に到着する。
大きな大きな丸い花崗岩。
通り過ぎて見れば下にかなりのスペースが確保できる。
7:22~32 平石岩屋を振り返る。登山道脇に腰を下ろし休憩する。
コンニャクゼリーが喉を潤す。
永田岳、今回二番目の目標だ‼
そしてヤクザサ帯の向こうに聳え立つ主峰宮之浦岳、早く頂きに立ちたいという気力が湧き出て来る。・・・・・
宮之浦岳から永田岳のパノラマ。
宮之浦岳から投石岳へと続く主脈のパノラマ。次の機会があればこちらを往復したい。
〈動画 ④〉 休憩地から360度の眺望、やや風が強くなっている。
7:37 平石より太吉ヶ峰を望む。
「霧島屋久国立公園」平石の道標。
振り返り見る登って来た登山道、平石岩屋も大分遠くなった。
8:09~19 焼野三叉路到着、休憩する。荷物をデポし山頂を目指す。
身体が嘘のように軽い。
花崗岩より白いアセビの花。
永田岳方面に続く登山道。
クジラの口の様にも見える花崗岩。
8:43~9:13 九州最高峰宮之浦岳(1,936m)登頂です。日本百
名山97座目となりました。しばし山頂の岩の上で横になり感慨に耽る・
・・・・・ 一人山頂を独占し、見る眺望は正に「山遊帰」の醍醐味だ❣❣❣
淀川方面から登って来たカップルの方に、シャツターを押してもらい記念
撮影、名残り惜しい山頂より下山する。
〈動画 ⑤〉宮之浦岳山頂より360度の絶景。
山頂より永田岳方面のパノラマ。
山頂より南西方面の雲海。
9:42 焼野三叉路に戻り、デポした荷物を背負い出発する。
9:49 感慨深き山頂を眺めて・・・
9:52 宮之浦岳。
焼野三叉路からの道。
平石岩屋も大分遠くなった。
9:53 これから行く永田岳への道。
10:02 宮之浦川源流、反対側小楊子川源流方面は、残念ながら撮影しませんでした。
10:10 雲が増えて来た宮之浦岳。
ヤクシマシャクナゲ越の永田岳。花の咲いている時見てみたいものだ!
10:18 永田岳にも結構ガスが流れて行く。
10:24 いよいよ登りだ!
屋久島の植生案内板。
10:40 宮之浦岳も大分遠くなった。
同じくアップ。
〈動画 ⑥〉 なごり惜しい宮之浦岳・・・・・。
10:51 宮之浦岳方面のパノラマ①。
同じく②。
同じく③。
10:57 永田岳も後ひと踏ん張りだ、一人の登山者とすれ違う。
登って来た宮之浦岳方面を振り返る。
同じく登って来た宮之浦歩道方面の眺望。
11:10 宮之浦岳アップ ①。
同じく横 ②。
同じく縦 ③。
11:20~30 永田岳下に到着、荷物をデポして休憩する。
宮之浦岳の上空も、まだ若干の青空が見えている。
11:37~50 屋久島第二の高峰永田岳登頂(1,886m)です。標柱に歴史を感じます。しばらくして若い男性が一人登ってこられ少しお話をしましたが、縄文杉までの喧騒が嘘のようです。
カメラのバッテリーの予備を下において来たので、標柱とこの写真はスマートフォンの写真です。
山頂より見る永田。
〈動画 ⑦〉 永田岳からの眺望、バッテリー切れのため宮之浦岳方面のみ。
12:00 デポした荷物を背負い、大きな花崗岩の間を下る。
南側の眺望。
きれいな永田岳山頂部、上空の青空も見える。
12:05 山頂部も見る見る遠くなっていく。
下山していく永田も良く見える。
同じくアップ。
降りていく西側にも雲が増えている。
アセビの花ももう終わりだ!
12:09 降りて来た東側の青空。
北側障子岳方面の眺望アップ。
同じく。
屋久島杉原始林の残る永田川。
12:25 降りて来た道を振り返って・・・ 青空がきれいだ❣
縦の高度感も抜群だ❢
12:28 ローソク岩展望所も間近に迫る。
同じくアップ。
やや南側。
12:31 初めて現れた屋久杉、このあたりではややコンパクト。
12:38~13:18 ローソク岩展望台到着、シーフードヌードルで
昼食をいただく。食後たった一人この絶景を独占し、昼寝を愉しむ。今ま
での疲れをすべて棒にしても余りある。「山遊帰」そのものだ❣❣❣❣❣
所々に咲くヤクシマミツバツツジが何とも言えない風景を醸し出す。
〖ローソク岩展望台からの絶景〗 ①~⑫
〈動画 ⑧〉 ローソク岩展望台からの360度の眺望。
〈動画 ⑨〉 ローソク岩。
化粧岩屋の下でヤクシマシャクナゲの花。
同じく。
13:48 鹿之沢小屋に無事到着する。
入口にある登山歩道案内図。
鹿之沢美化の案内板、こんな看板を書かれないように私たちのモラル向上
を・・・また、登山小屋のトイレをバイオマス化等整備する時期に来てい
ると思う。世界自然遺産屋久島として、外国人登山者にも恥ずかしくない
設備を❕
速く小屋についたので、汗をかいた服を干してから沢の冷たい水で体を拭
う。さっぱりとしたところでお湯を沸かし、夕食・朝食分のアルファ米を
用意し、小屋の二階西側窓付近に、エアマット・シュラフを広げひと眠り
する。結局この後誰も小屋に宿泊する人もなく、晩酌のビールの在庫もな
く、ウィスキーのポケット瓶も持参しなかったので、早めの夕食をいただ
く。翌日は雨が降って永田方面の2箇所の渡渉ができない場合、一旦小屋
に戻り、花山歩道を下山することも想定し早めの眠りについた。
小屋ノートにあった、小さな珍客のネズミが一階のカンズメの缶をかじる
音を聞きながら・・・夜は更けていった。