2017年6月4日(日) 前夜発日帰り
【行 程】
平標登山口町営Pー松手山ー平標山ー仙ノ倉山往復ー平標山ー平標山の家ー(平元新道)ー登山口林道ー平標登山口町営P
◇ 谷川連峰の最高峰仙ノ倉山、雪渓の雪解けの進む6月に入っての最初の日曜日、シャクナゲと高山植物を見に出かけました。もう40数年前、大学時代に谷川連峰を縦走した以来で、あまり記憶に残っていません。たまには昔のアルバムでも開こうと思った次第です。さて日本二百名山の仙ノ倉山は、どんな山遊帰の経験となったのでしょうか?
6月3日(土)17時迄仕事をして帰宅、準備をして21:20自宅を出発です。国道140号線の雁坂トンネルで埼玉県秩父市に出て、長瀞町より本庄児玉ICに抜け、0:13関越自動車に入る。上里SAで2時間程仮眠をとり、3:35湯沢ICで降りる。国道17号線を群馬方面に戻り、平標登山口町営Pに4:30到着する。(走行231.7km)
簡単な朝食、トイレ、登山届を提出、弱い雨が降っているので雨具を着ける等準備をして、5:30出発する。
車道に出て、東に進み橋を渡ればすぐ右手に平標登山口がある。
5:45 最初から木段を登る。
6:06 南側天丸木山方面を望む。関越トンネルまでは天気が良かったのに、新潟側は小雨が降っている。
仙ノ倉山の登山道で見つけたお花達①。
<1>ヤマツツジ <2>アカモノ(イワハゼ) <3>スミレ
6:13 鉄塔を目指して登って行く。
仙ノ倉山の登山道で見つけたお花達②。
<4>チゴユリ <5>ミヤマカマズミ <6>ヒイラギソウ
6:58 苗場スキー場と苗場プリンスホテルが見える。
7:02 巨大鉄塔を通過。
7:08~18 雨を避け、林の中で休憩する。
仙ノ倉山の登山道で見つけたお花達③。
<7>ミヤマニガイチゴ <8>マイヅルソウ <9>カキドオシ
7:23 松手山方面を望む。
登って来た鉄塔方面のパノラマ、右新潟県側は雲が多い。
7:33 下から見上げる新緑が美しい。
仙ノ倉山の登山道で見つけたお花達④。
<10>オオカメノキ <11>ヤマザクラ <12>ムラサキヤシオツツジ
<13>イワナシ <14>キスミレ <15>ツルキジムシロ
7:57~8:07 松手山(1,614m)到着、水分を補給休憩する。天気のせいか余り汗をかかない。
少し進むとまだ登山道下に雪も残っている。ガスがかかって眺望が効かないのは残念・・・
仙ノ倉山の登山道で見つけたお花達⑤。
<16>マルバマンサク <17>ミツバオウレン <18>シラネアオイ
<19>イワカガミ <20>ミネザクラ <21>コメツツジ?
中でもシラネアオイは、本当に見とれます。ほんの一角にひっそり10輪ほど咲いていました。 🙂
この花で有名な日光白根山では、鹿の食害のため池の一角にネットで囲われて保護されていました。花は時期がずれていたので見ることは出来ませんでしたが、私の記憶では、巻機山に登った折多く見かけた様な気がします。雨のしずくで見るお花達も、また生き生きとした風情があっていいものです。
9:01 東北東方面に木道を一歩一歩亀さんの様に歩む。
9:03 やっと今回の「山遊帰」の二大目標の一つ、登山道脇に可憐に咲くアズマシャクナゲとのご対面です。
以下、今回の「山遊帰」で撮ったアズマシャクナゲです。(詳細は省略)
天気はあいにくでしたが、雨にうたれて咲くアズマシャクナゲも一見の価値は十分ありました。
9:14 大山祇の石碑を通過。
9:43 平標山(1,983.7m)登頂です。自家製の干柿のみ食べて休憩する。
9:53 仙ノ倉山目指して木段を下る。10分位下りたが北からの風が強く、冷たい雨に小さなあられが混じり、頬が痛い程なので仙ノ倉山へ登るのを断念し引き返す。
仙ノ倉山の登山道で見つけたお花達⑦。
<22>ハクサンコザクラ <23>ミネズオウ <24>ハクサンイチゲ
<25>ショウジョウバカマ
ハクサンイチゲのお花畑。冷たい雨の中でも、厳しい環境に適応して種を維持して来た生命力を感じる。だからこそ美しいのか?
10:30~35 再び平標山に戻って来ました。記念撮影を2枚撮り、平標山の家、平元新道三国山方面の標識を下る。標識には、どの方面にも「地図を持ちましょう」と注意書きがされているのは、実に良いアイデアだと思う。
10:41 雪渓を縦断する。かなりの雪がまだ残っている。
縦断した雪渓を振り返る。
10:47 まだ雪渓には相当な雪が残っている。
10:53 二つ目の雪渓を縦断する。
11:16 平標山の家が、薄っすら霧の中に見える。
平標山の家南側大源太山方面を望む。
11:20~35 山の家に到着、休憩する。
<左>トイレ。
<右>ウッドデッキと鐘。
北側平標山~仙ノ倉山方面と笹穴沢上部の雪渓の眺望。
東側の眺望、少し青空も見える。
山の家から見た南側のパノラマ。
西側苗場スキー場方面の眺望。上部は厚い雲に覆われている。
11:39 平元新道を下り初めた急坂の新緑が眩しい。
12:28 木段は雨に濡れ一段と滑りやすく、ゆっくり歩みを進める。
12:30 平標山登山口。ここまで林道を上がって来て、駐車している車2台あり。
仙ノ倉山の登山道で見つけたお花達⑧。
<26>ムラサキヤシオツツジ
<27>レンゲツツジ
12:46 上信越自然歩道となっている岩魚沢林道を西進する。道沿いには、採りたくなるような山蕗がいっぱいだ!!!
今になって日が射し始め、北側松手山方面にも青空が見える。
13:13 林道を離れ、沢沿いの道に入る。
13:31 入口の分岐に出て来た。
13:35 平標山登山口町営Pに到着で
す。下山届、トイレ脇で靴を洗い、駐車料
を支払う。係員の話では、例年満車になる
この時期の日曜日、今日は数台のみで閑散
としている。天気の異常が原因なのだろう
か?
教えて頂いた宿場の湯で汗を流し、道の駅
みつまたで山蕗を買い帰路に着いた。
湯沢ICを、15:05関越自動車道に入
る。渋滞もあり花園ICを17:42に出
て、国道140号線を走り、往路と同じ雁
坂トンネル経由で、自宅に19:30過ぎ
に到着した。
仙ノ倉山には、登頂出来ませんでしたが、時期的に高山植物が咲き始める
季節で、アズマシャクナゲ等多くのお花達に出会えた「山遊帰」となりま
した。