2017年5月3日~5月9日 前夜発6泊7日 [2日目②]
【行 程】
②.牧ノ戸峠Pー沓掛山ー扇ヶ鼻分岐ー久住分れー久住山ー(同コース)ー牧ノ戸峠P
◇ 当初、牧ノ戸峠から阿蘇くじゅう国立公園の北に聳える九重連峰を一日かけ登り、さらにミヤマキリシマの群落のある北大船山方面まで足を延ばし法華院温泉に浸かり、戻る贅沢な計画を立てたが天候と日程を考慮し、次回に譲り久住山まで往復することとした。
仙酔峡道路を宮地まで戻り、やまなみハイウェイを牧ノ戸峠へと向かう。
空は完全に曇ってしまった。せっかくなので脇に車を止め、窓を開けお昼寝タイム。30~40分位寝てしまった。瀬の本高原で国道442号線と交差し直進、坂を登りきればまもなく牧ノ戸峠だ!
結局、牧ノ戸峠Pに13:50に到着、トイレを済ませ売店で水を買い、準備をして、14:30登山開始です。こんな時間に登る人は、まったくおらず下山して来る方ばかりです。マイペース、マイペースでゆっくり登る。
登山道のアセビ(馬酔木)がちょうど満開で、いい香りを放っている。しかし、馬を酔わせるほど毒性が強く、鹿など食べないため増えているのは、高山植物のトリカブト等と一緒だ!
14:38 第一展望所展望台から南側沓掛山のパノラマ。
同じく北側牧ノ戸温泉方面、結構低い雲がかかっている。草もまだ冬のような茶色だ!
14:43 登って来た牧ノ戸峠の後方に聳える、黒岩山~合頭山~猟師山の山並み。後方には、何時の日か登って見たい300名山の涌蓋山も見える。
<左>黄スミレ <中>石の展望図 <右>沓掛山
展望図にある阿蘇は見えず、西側の山並みは何とか見みえるものの、すっかり曇ってしまった。
14:56 沓掛山(1,503m)登頂。
久住山へと先を急ぐ。
15:03 振返れば越えて来た沓掛山は、だいぶ遠くなった。
平坦になった登山道を、星生山方面を目指す。だいぶガスって来てしまっ
た。遅い時間に登り始めたので、少々気持ちに余裕がなくなるのはいかん
ともしがたいが、山に帰り、山遊びを楽しむ「山遊帰」の原点を再認識し
せっかくの久住山まで遠征してきているので、久住山をゆっくり堪能した
いと思った。・・・
15:14 進行方向右手(南側扇ヶ鼻から岩井川岳方面)を望む。ヤマヤナギの黄緑色がきれいだ!
15:21 唯一後方(西側黒岩山から涌蓋山方面)の眺望は
何とか確保されている。
進行方向左手(星生山方面)を望む。
<左>進行方向右側扇ヶ鼻方面 <中>同左側星生山方面 <右>同正面扇ヶ鼻分岐が見えた。
15:58 扇ヶ鼻分岐到着。星生山は次回のお楽しみに、一休みしてコンニャクゼリーと水を頂く。
16:15 久住分れ到着。途中の水場は、確認出来ず。
避難小屋とトイレがあるが、避難小屋は、余りきれいではなかった。
黄色のペンキで久住分れの標示がされている。
16:23 北千里ヶ浜・すがもり越・坊ガツル・法華院方面分岐の標柱。このあたりで5~6人の下山者と会う。
16:24 久住山稜線へのゆるやかな登り、トラロープと黄色のペンキのマークを追う。気持も大分軽い感じだ。ふと北海道の後方羊蹄山を思い出した。その時と比べて雨風がないのが、今山遊びを楽しんでいる余裕なのか?
16:33 久住山稜線の標識が見えた。午前中に阿蘇山を登ったため、体も徐々に山登りに慣れて来た感じがする。
16:38 稜線に出た。右側久住山を目指す。
16:45 すると、久住山が歓迎してくれる様にガスの中に太陽が・・・
<左>草も木も新緑なし。 <中>この岩を越えれば? <右>山頂が見えた。
16:53~17:00 久住山(1,786.5m・日本百名山93座目)登頂です。今日の山頂は、両方共眺望が得られませんでしたが、次回の山遊帰を期待し、記念撮影をして短い山頂の時間でしたが、山頂を降りることにしました。久住山山頂をひとりじめ出来た満足感にしたりながら・・・・・
霧の久住山 <山頂動画>
17:01 久住山山頂を振り返って、果たして次回この山頂に立つ日は、何時の日になるのでしょうか?
17:14 九州本土最高峰中岳・御池方面分岐。次回の宿題とし、稜線を下る。
中岳への稜線を望む。気持はそちらへ・・・・・
17:25~35 久住分れに戻って来た。フルーツゼリーと水を補充し休憩する。
ここで、山好きだった親父の慰霊登山で、毎年久住山に登っている地元の男性と会い、今年は山頂をここであきらめ下山するので、一緒に話しながら下る。
天候も徐々に回復傾向だ!
18:25~35 沓掛山手前で一緒に休憩する。自家製の干し柿を上げたら、美味しいといっていただいた。たまには、話し相手がいるのも良いものだと思った。
18:36 沈みゆく夕日。最後に久住山からほんの一瞬のご褒美かも?
18:48 南側の霧も徐々に上がって来ている。
沓掛山を振り返る。朝とは何と無く違う雰囲気・・・
北側も霧が上がっている。暗くなるまでのしばしの時間、ゆっくり景色を味わいながら下る。
こんな時間でも咲いている5枚の花びら白が美しい。
(オオカメノキ)
19:03 展望台より南側を望む。
19:05 本日最後のショット北側黒岩山・涌蓋山のパノラマ。
19:15 牧ノ戸峠P到着、男性に同行のお礼を述べ別れる。
靴を履きかえ、支度をして教えていただいた牧ノ戸温泉に立ち寄るつもりであったが、入口が解らず通過してしまったため、湯布院方面にある湯平温泉に入り、そこの駐車場で夕食も食べずに、21時ころ寝てしまった。
5時間程の久住山であったが、十分な「山遊帰」の思い出となった。
次回は、必ず法華院温泉に浸かるぞと思いつつ・・・・・