2016年5月6日 前夜発6泊7日(5日目)
【行 程】
笹ヶ峰林道登山口Pー宿ー丸山荘ー笹ヶ峰ー丸山荘ー西山越ー宿ー
笹ヶ峰林道登山口P
◎石鎚山(百名山)・瓶ヶ森(三百名山)を合わせ伊予三名山となってい
る。石鎚山国定公園石鎚連峰の東端に位置し、古くからの霊山であり
、一等三角点の山笹ヶ峰(二百名山)に登る。山頂付近は一面のササ原
で雄大な展望を期待しているが?
4:00 起床、おはようございます、良く眠れました。洗面・トイ
レを済ませ出発です。国道11号線の賀茂川橋手前を右折、国道 194号
線に入り、下津池から丸山林道に入る。林道に入って直ぐヘッドライ
トが消える。遠目は着くので事なきを得たが、一難去ってまた一難、
夜が明けて来た中間地点で今度は、この先二か所路肩崩壊復旧工事中
、通行は自己責任でお願いします。とあり心配したが、崩壊箇所は、
軽自動車のため難なくはじにより通過することが出来た。
登山口に5:10到着、車は1台も停まっていなかった。
準備をして、5:35登山を開始する。天候は鈍より曇っていて、雨
が心配だ。
笹ヶ峰林道登山口Pと愛車。
〈左〉イチリンソウ 〈右〉ヒロハコンロンソウ
吉居川右岸を登る。途中見かけた小さな滝、水量はそんなに多くはない。
桧の植林地を登る。連日の登山でやや疲れ気味、ペースがなかなか上がらない。
6:42~52 新緑の向こうに、笹ヶ峰の稜線が見えた。
ハム・野菜サンドとカフェオレで朝食を食べる。身体にパワーがよみがえる。
6:58 宿に到着、情緒のある桧の橋をわたる。すがすがしい空気を胸いっぱいに吸い、心地の良い森林浴、山遊びの楽しみのひとつだ!!
丸山荘までは、植林地から一転ブナの自然林を行く。新緑が目に眩しい。
庭のアケボノツツジが満開でとてもきれいだ。
<左>ミツバツツジ <右>ミヤマカタバミ
丸山荘を出発後間もなく雨が降り始めた。桧の木陰で雨具を着る。ゴールデンウィークの山行で初めてだ。
8:22 樹林をぬけた登山道より、丸山荘と後方沓掛山を望む。辺りは一面の笹原が広がっている。
北側丸山荘の赤い屋根の向こうに、西山越から沓掛山。①
②、①の西側(左手)に続く山並み。雨でガスってしまい残念だ!
この後直ぐに、笹原の登山道上にある平たい大きな石に、靴がすべり転倒し、左膝小僧を2か所強打、擦傷した。幸いにも大した傷でなくすんだが、雨に濡れた石や木の根は用注意だ!
「1度ある事は2度ある。」「2度ある事は3度ある。」今日3度目の正直となってしまった。
8:58 寒風山方面からの縦走路に合流する。稜線上は猛烈な北よりの風が吹いており、ストックを突き身をかがめて山頂に向かう。
9:06 笹ヶ峰登頂(1,859.6m)、環境省の笹ヶ峰自然環境保全地域看板と一等三角点及び山頂標柱。晴れていれば、360度の眺望を堪能出来、人っ子一人いない山頂で昼寝をして、充分に山遊びと自然回帰の時間が持てたのに誠に無念だ!!!!!
ちち山辺りまで、稜線散歩を予定していたのに取りやめ、記念撮影をして来た道を早々に戻る事とした。
山頂より北東側ちち山とコメツツジの庭園。コメツツジも赤茶けた冬の姿で、新芽のめぶきはまだまだの様だ。(1)
(2)、(1)の西側(左手)、風で雲の流れが異常に早い。
(4)、西側の眺望。
9:13 山頂に祭られた不動明王にお参りし、下山する。頂上では
正に不動明王様の岩陰で強風をしのぎつつ、7分程滞在しただけであ
った。
9:50 稜線上の突風も、稜線を外れれば嘘のようにおさまり、丸
山荘に戻って来た。中に入りカッパを脱ぎ、玄関先で休ませていただ
く。管理人のおじいさんは床の補修をし、おばあさんはコタツにあた
っていた。何も注文しないで休ませていただくのは、気がひけるので
インスタントのコーヒー250円を注文したら、地元のロールケーキ
を一切れ付けてくれたので、遠慮なくいただいた。体が冷えていたの
で本当に美味しかった。昨日石鎚山の喧騒と比較して、ここまで一人
の登山者とも合わないのはまったく不思議な感じだ。これも雨のせい
なのか?
ブナの巨木について尋ねたら、「ここから西山越に行く途中にあり、
宿に戻るなら平坦で、私達もその道を良く利用している。」と教えて
いただいた。お礼を言い、雨具を着て10:25小屋を出る。
10:35 登山道脇に枝を伸ばすブナの巨木、近づかないとその大きさがパットこない。
近づけば、苔むした幹回りの太さに圧倒される。
下から見上げれば、その風格たるや流石だ!!!!!
この巨木に会えただけでも、自然の持つその偉大さ・力強さを感じ、
山に遊びに帰るという「山遊帰」の原点に立った気分だ。
<左>西山越10:45
<右>植林地の中、宿に向かう。
11:07 宿より吉居川添いにやや下った地点の新緑、雨に濡れて
周りの木々とのコントラストが際立っている。
<左>登山道より吉居川の流れ <右>ラショウモンカズラ
11:38 登山口まじかの植林地。
11:40 笹ヶ峰林道登山口Pに到着する。今日は私の愛車1台のみ、登山靴を履きかえ、準備をして林道を下る。
この後、往路を西条市に戻り、イエローハットでヘッドライトの交換
をする。やや遅くなったが昼食を食べて、スーパーで翌日の朝昼食等
の買い物をした。国道11号線を新居浜方面に向かい、県道47号新
居浜別子山線に入り、道の駅マイントピア別子に到着、別子温泉天空
の湯に入浴する。天空を眺めながら「炭酸泉」と「酸素泉」が楽しめ
る露天風呂もあり、入浴料500円、夜10時迄利用できる。
夕方時間が充分あるので中を散策する。
① 18:00 水力発電所。
② 足谷川添いの遊歩道
③ 石垣とベンチ
④ マイントピア本館4階建。【1階売店、喫茶・2階レストラン、鉱
山鉄道のりば・3階宴会場・4階あかがねキッズパーク、別子温泉天空
の湯】となている。
ここで、別子銅山ついてウィキペディアによれば、「愛媛県新居浜市の山麓部にあった銅山。創業は1690年(元禄3年)から1973年(昭和48年)廃業迄、約280年間、70万トンを産出した。一貫して住友家が経営し、巨大財閥の基礎となった。」以上が要約である。
⑤ バーベキュー棟と周りに咲くシャクヤク。園内は三大花観光の拠点と
なっており、今現在メインである5月のシャクヤク・8月のカノコ ユリ
・11 月~2月の冬桜と四季折々の花が楽しめる。
⑥ 各所に咲き誇るシャクヤク、「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」のことわざが浮かぶ。
⑦ 泉寿亭(旧住友各企業の迎賓館・文化庁指定の登録有形文化財)
⑧ 第四通洞・四通橋
⑨ 和田佳木子(わだかぼくし)の歌碑
⑩ 第四通洞・四通橋の近代化産業遺産(経済産業省)説明表示板。
⑪ 鉱山鉄道、人物像展示
⑫ 道の駅入口に架かる架かる端出場(はでば)大橋、以上歩いても
20分弱であった。ここの名物のいよかんソフトクリームをいただ
き、レストランで生ビールを飲みながら夕食をして、今日も早めに
車で就寝する。(テントも持参して来ているが、設営撤収が煩わし
く今回一度も設営していない。)・・・・・