2016年5月3日 前夜発6泊7日[2日目]
【行 程】
②.上蒜山スキー場Pー上蒜山ー中蒜山ー下蒜山ー犬挟峠下蒜山登山口…(自転車)…上蒜山スキー場P
◎岡山と鳥取県の県境にある蒜山、日本二百名山には、上蒜山が選定されて
いる。交通の便があまり良くないないので、折り畳み自転車を東側下蒜山登山口にデポし、せっかくの機会なので、西側上蒜山スキー場Pから、蒜山三座を縦走する「山遊帰」のプランを立てた。
おはようございます。
時刻は4時、洗面・トイレを済ませる。道の駅前のコンビニでモーニングコーヒー、昼食用おにぎり、冷凍飲料水等を購入する。まず、犬挟峠に自転車をデポしに行く。
←早朝(5:00)の下蒜山
東の空朝焼けがしている。天気予報では、午後から天気がくずれるようだ。
早めに登り、早く降りて来ようと思う。
〈左〉上蒜山登山口0.8kmの標識
(このあたりで私有地の畑に入り込む。道は畑の左手を標識方向へ進む。)
〈右〉上蒜山登山口の案内板(標高630m)
6:00 上蒜山スキー場P(標高550m)を出発する。[車の走行キロ数・826km]、車は1台も止まっていない。大山とのギャップが大きい。
百合原牧場の中を進み、百合原登山口6:39着。
〈左〉二合目 6:55 〈中〉東風が強い 〈右〉レンゲツツジ
三合目より上部を望む。さえぎるものがないので、結構な風の洗礼だ!!
〈左〉三合目 7:09 〈中〉ヤマツツジ 〈右〉五合目 7:26
五合目より下の稜線を眺める、百合原牧場もよく見えている。
〈左〉六合目 7:34 〈右〉槍ヶ峰方面、依然として風が強くガスって来た。
<左>カタクリ <中>ムシカリ <右>八合目 8:06
八合目(槍ヶ峰・1,100m)、ガスって眺望なし。カタクリの花もややシーズンを過ぎてしまっていた。
8:30~40 日本二百名山上蒜山山頂(1,202m)登頂、水分のみ補給
する。後から登って来た地元高校の山岳部のグループに、シャツターを押してもらい、早々に中蒜山へと向かう。
赤紫のきれいなイカリソウ。
ミヤマカタバミ
中蒜山への稜線、一旦鞍部まで急な下りとなる。ガスっているが風が強く
時折、中蒜山が顔を出す。
風がなければ、気持ちの良い
平坦な笹原(ユートピア)。
中蒜山への緩やかな登り、新緑
スミレなど目を楽しませてくれ
るのだが・・・
9:13 通って来た上蒜山からの縦走路、鞍部で先程の高校山岳部パーテ
イが、風を避け休憩しているのが見える。
上蒜山から西側、烏ヶ山は見えるが、昨日登った大山は雲の中
でまったく見えず。強風で葉が飛んでいる。
西側下部大山道方面。
ショウジョウバカマがきれいに
咲いている。
9:30 中蒜山1,122m登頂。(地図では1,123.4m)
記念写真、風景写真を撮り、風が相当強いので避難小屋
でカップラーメン・おにぎり等で遅い朝食を食べる。
こんな時避難小屋は、とても居心地が良い。
先程の高校山岳部のパーティと、高知からの親子(男2
名)も同じ小屋で休憩している。
しばし板敷きの床に横になっていると、うとうと寝てし
まった。
私見だが、山頂標識には、現在大山隠岐国立公園の標記
がされている。
岡山県は、隠岐の後に蒜山も標記するように申請してみ
たら良いのでは?
同じく塩釜の冷泉に下りる尾根を望む。
同じく南側蒜山盆地から中国山地を望む。すっかり曇ってしまったのは残念だ。10:30 小屋より下蒜山に向かう。
〈左〉下蒜山への稜線 〈中〉10:47フングリ乢(たわ) 〈右〉小樹林の道
〈左〉イワカガミ 〈中〉チゴユリ 〈右〉イワカガミシロモノ
新緑が美しい下蒜山への縦走路を行く。相変わらず強風が吹きつけ、身体の
熱を奪い汗をかかない。
11:30 進んで来た縦走路を振り返る。中蒜山も大分遠くなった。更に
中央には上蒜山が、遠くに山頂は雲の中だが昨日登った大山も見える。
11:40~50 下蒜山登頂(1,100.4m)。風がつよいので、果汁グミ
とウーロンで休憩、記念撮影し下山を開始する。
12:11 九合目より下蒜山
を振り返る。
犬挟峠への縦走路を一気に下る。急坂にはロープ・鎖が取り付けられて
いる。
雲居平(別名乙女平)一面ネザサに覆われ、思わず走り出したくなるような
縦走路を下る。
私の地元山梨には、乙女高原という地名がある。地名に乙女がつくのは、箱
根金時山の下山路にある乙女峠以来二度目である。
ふと地名に親近感をいだいた。
<左>12:22 七合目 <中>12:28 雲居平(六合目) <右>12:35 五合目
<左>12:42 三合目 <右>13:10 下蒜山登山口にある、犬挟(いぬばさり)湿原
犬挟峠にデポした自転車に乗り、伯耆街道から県道蒜山高原線を経由して、
上蒜山スキー場Pに15:00に戻った。
案外アップダウンが多く、自転車を引いて歩いたため思った以上に時間を
要した。
道の駅風の家に戻り、前のそばの館で遅い昼食を摂った。
入浴は、車で20分程伯耆街道を走った、湯原温泉の露天風呂「砂湯」に
入った。湯原ダムの下に沸く温泉は、年中24時間無料で開放されている
名湯で、脇に脱衣所がある。男女混浴で女性は水着で入っていた。
この日は、強風警報が発令されいたほどで、1時間程絶景の入浴を楽しん
だが、身体はあんまり温まらなかった。車に戻り仮眠する。・・・・・・