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羊蹄山~十勝岳・山遊帰②「利尻山」

2014年8月20日(水)~9月2日(火)
前夜発13泊14日
【行  程】
8/23(土) まっかりユースホステル[細川たかし記念像・羊蹄山の湧水]
(国道5号線~276号線~229号線)
積丹半島[神威岬]ー小樽[石原裕次郎記念
館・にしん御殿小樽貴賓館](札樽自動車道~道央自動車道)ー旭川・ホテルル
ートイン旭川駅前(泊)
8/24(日) ⑤.ホテルルートイン旭川駅前[午前中旭山動物園](国道40号線)
稚内ー宗谷岬[日本最北端の地]稚内ユースホステル(泊)
8/25(月) ⑥.稚内ユースホステルー稚内港7:15ー(ハートランドフェリー)
鴛泊港8:55ー利尻北麓野営場…甘露泉…第1見晴台…第2見晴台…長
官山…利尻山避難小屋…沓形分岐…利尻山(北峰)…(同コース)…利尻北麓
野営場
旅館雪国(泊)
 前日の8/24は、利尻・礼文島を始め北海道各地で局地的短時間集
中豪雨が降り、稚内本線運休・ハートランドフェリーが欠航となりまし
た。また利尻・礼文島では、50年ぶりの豪雨となり宿泊施設から緊急
避難、礼文島ユースホステルの二人がヘリコプターで救助されるなど大
変な一日となりました。私も国道40号線を北上する途中、猛烈な雨・
河川の増水等をまのあたりに見てきました。そんな中での利尻山登山は
、はたしてどうなったのでしょうか?

フェリーの中でたまたまお話した方々が、同じ旅館に宿泊し鴛泊到着後すぐに北麓野営場に送ってもらうとのことで、私も旅館に電話し同乗させて頂くことにしました。こんな天候の下では、賢明な判断だったかもしれません?
9:30 登山届を提出し利尻山登山の開始です。

9:39 日本名水百選の最北「甘露泉」で一杯、水筒の補充もする。


9:58 大きなサラシナショウマのお出迎えだ!


10:06 4合目(390m)野鳥の森を通過する。


10:38~48 5合目(610m)雷鳥の道標(みちしるべ)で休憩する。汲んできた甘露泉が腹に染み渡る。


下には海と曇っているが遠方に礼文島が見える。


10:57 登っている利尻山上部は曇っている。


11:00 北側の尾根がだいぶ見える。緑が何とも美しい。


 

 

ヨツバヒヨドリ

 

 

 

 

 

ミヤマアキノキリンソウ

 

 

 

 

 


11:06~16 6合目(760m)第一見晴台に到着休憩する。ハエマツ帯の上利尻山の山頂は、その顔を見せてはくれない。


第一見晴台からの眺望① 眼下に鴛泊港・ポンモシリ島・利尻島北端の富士岬が見える。


同② さらに左手には、利尻空港の滑走路と雲の下に礼文島が見える。快晴だったらさぞかし良かったろうに・・・


同③ 右手雲の下に稚内方面も見えている。


11:18 ミヤマハンノキ・ダケカンバ等の林の中で見つけた赤い実。
ピンボケですみません。マユミの実に似ているが???


11:27 やっと利尻山の7合目(895m)胸突き八丁を通過する。


早い秋を感じさせるナナカマドの紅葉。


厳しい北の風雪に耐えて生えるダケカンバの太い木。これでどれくらいの樹齢があるのだろうか?


12:07 第二見晴台(1,120m)に到着するも、残念ながら雲の中何にも見えない。


 

水もしたたるチシマキキョウ

 

 

 

 

 

 

 

 

シュムシュノコギリソウ

 

 

 

 


12:24~34 8合目(1,218m)長官山到着、水分を補給し休憩する。晴れていれば利尻山山頂の絶景ポイントだが、残念・・・・・


佐上長官登山記念歌碑の裏面か?(表面は取り忘れ)「昭和八年六月二十六日北海道〇長官佐上信一子〇」とある。ウィキペディアによれば佐上信一は長官時代にここまで登った。北海道酪農の父、山にナナカマドの植樹したとある。


 

 

ウラジロタデ

 

 

 

 

 

 

 

リシリブシ

 

 

 

 

 


12:38 利尻岳山小屋を通過する。


13:14 9合目(1,410m)を通過、利尻山山頂まで300m程だ!


13:21 北稜上部の岩石帯を登る。


 

 

シコタンハコベ

 

 

 

 

 

 

 

ホソバイワベンケイの赤い実

 

 

 

 

 


14:01 狭い北稜稜線を一歩一歩ゆっくり登る。


14:11 北海道最北端の日本百名山利尻山山頂(北峰1,719m)登頂
です。おなかがペコペコだったのでカップヌードルとビスケットの遅い昼
食が、とても美味しかった。


14:26 しばし一人占めの山頂で明るくなった時間に撮影したが、望みはかなわずガスはついぞ晴れなかった。


〈利尻山山頂での数カット〉 もう夏の終わりシュムシュノコギリソウとチシマキキョウが、この過酷な自然の中で力強く咲いていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


利尻山山頂で、ふと大学1年の旅行で訪れた時のことを思い出した。海の水が透き通るようにきれいだったこと、球を一球一球手動で入れるパチンコ台で遊んだこと、その時まだ使われていた板垣退助の百円札を10枚持ち帰ったことは今も良く記憶に残っている。しかし、その時利尻山が麓から見えたか?は記憶に残っていない。そんなもの思いにふけるのも、「山遊帰」の楽しみの時間だ
14:33 利尻山山頂を振り向き、短い時間ではあったが名残惜しい山頂に別れを告げる。


14:38 山頂方面を振り向いて・・・


同地点より、沓形稜方面を望む。


14:41 痩せた山稜をゆっくり慎重に下る。


14:44 火山砂の流失でえぐれた登山道、自然の力の偉大さを痛感する。


15:11 9合目の簡易トイレブース、ここからが正念場の部分を無事通過、気を緩めずゆっくり下ろう。


15:17~27 木段の途中に腰掛け休憩、フルーツゼリーの甘みが疲れを和らげてくれる。結構下りの木段は膝に負担がかかるので両手ストックでゆっくり下る。


そばで見つけたナナカマドの赤い実。


 

 

15:35 山頂方面は雲の中

 

 

 

 

 

16:11 ダケカンバとミヤマハンノキの林を下る。

 

 

 


16:33~43 第一見晴台で休憩、鴛泊港が見えてほっとする。


 

同じく礼文島も見えている。


同じく一瞬太陽が射しこんだ。


16:52 利尻山上部は雲の中、見えそうもない。


17:21 この時期に咲くのか? 白い低木トベラの花。


17:56 こんな所で偶然見つけた乙女橋、わが故郷の乙女高原、箱根にある乙女峠以来の「乙女」にちなんだ名称に感動だ❣❣❣


18:04 到着間際になって、樹間から夕陽が差し込む。


18:23 利尻北麓野営場に無事下山する。


管理棟に下山届を提出する。前にある総合案内板、ここで初めて利尻島は東西を利尻町と利尻富士町に分かれていることを知った。この日鴛泊コースから山頂に登ったのは、私を含め3人だけであった。
旅館の方に迎えに来てもらい、旅館でいただいたバフンウニと生ビールの美味しさは、もうもう格別であった。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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